【前回までのあらすじ】
パニック障害から、少しづづ体調が改善されていったが、パニック障害の始まりである、車の運転に関しては、まだ少しの不安を残したままであったが、ついに1ヶ月以上も休んでいた、仕事の復帰が明後日に迫っていた…。
仕事の復帰を翌日に控えた朝。
体調の方は、まあまあであったコルクさん。
仕事復帰までに「海道」との決着をつけるつもりでいたコルクさんであったが、予想以上に手強かったため、本日の決戦は避ける事にしたのである。
明日の仕事復帰を、優先したのである。
コルクさんは、社会人であるため、妥当な選択!
以前にも書いたが、この時点での目標は、仕事復帰に置いていたからである。
復帰日の前日に…、あの恐るべき強者「海道」に決戦を挑み、コルクさんの身に万が一の事があった場合…。
仕事どころでは…なくなってしまうのである。
ただ、コルクさんは、諦めた訳ではありません!
仕事復帰をして…、更に体調を整え、ここぞ!という時まで温存しておくのだ。
それまでは、目ヤニをつけて昼寝でもしてるがいい!
「海道」よ。
相手が目の前にいないと、強気になるコルクさんであった(~_~;)
という訳で、明日のために体調を整える日になった訳であります。
午前中はシャワーを浴びて、身体を温めてから、無理がかからないよう配慮しながらストレッチを行っていた。
適度のお昼ご飯を食べて、しばしの休憩をとるコルクさん…。
……。
「…んん」
気持ちよーく夢の中に行っていたようである(( _ _ ))..zzzZZ
こちら側に帰って来た時には、14時を回っていた…(汗)
「よぉ〜し」
幾たびの、難関を共にして来た車に乗り込んだコルクさん。
着いた先は、いつもの公園であった。
疲れない程度の速さで、ひたすら歩くのである!
今日は日曜日という事で、家族連れで賑わっている。
ボールが飛んで来ないか…などの、周りの警戒も怠らなかったコルクさんは、無事、何事もなく、約2時間程を公園で過ごしたのであった。
やはり、万全とは言えない状態であるのも事実。
ちょっとしたクラクラ感が、取れていないのだ。
具体的に説明すると、くるっと「振り返る」、「下を向いて顔、頭を動かす」という事をすると、クラっとくる。
体調が悪い時は、そこで気持ち悪くなる。
更にふらつきがある。
こんな感じの状態であった。
明日からの仕事復帰、最初の数日は午前中のみ(半日)の勤務からである。
心療内科の先生に提案されて、職場も了解してくれたのだ。
これには本当に救われたコルクさんであった。
1ヶ月以上も働いていない身体で、先ほどの症状も残ったままなのである…。
1日働くのは、恐らく難しいだろう…。
働けたとしても、三日も働いたら倒れてしまうだろう…(汗)
夕方からは湯船に浸かり、身体を温める。
軽い体操をしたコルクさんは、ご飯を食べて、しばらくはリラックス音楽に身を委ねる。
20時には布団に入って眠るのであった(( _ _ ))..zzzZZ
ついにやって来た仕事復帰の当日。
目覚ましアラームより、1時間も早く目覚めてしまったコルクさん!
ちょっとしたパンを食べ、シャワーを浴びる。
身体を温め、少し身体を動かす。
体調は、まあまあ良いようである!
出勤時間になり、いざ出陣!
必勝ハチマキを巻いて、竹槍を持ったコルクさんは、1ヶ月半ぶりの「職場」という戦場に向かうのであった!
「おはようーございまーす!」
ペコリm(__)m
「大変ご迷惑をおかけしましたー」
ペコリm(__)m
ペコリと頭をさげる度、クラっとくるが…
社会人である以上仕方がない!
まさか…
「随分とご迷惑をおかけしました!頭も深々と下げたい気持ちはあるのですが、振り返ったり、下を向くとクラっとくる症状が残っておりますので、頭を下げないご無礼を、お許しください。今日から頑張って働きますので」
と、すれ違う人、一人一人にそんな細かい説明をして歩く訳にもいかず…
きっちり身体が90度になるくらいに、挨拶をする、滅多にお目に掛かる事のできない、低姿勢なコルクさんであった(^ ^)
「コルクさん本日、復帰いたしましたあー」\(^ω^)/
仕事復帰の当日、出会う人出会う人にひたすら挨拶をするコルクさん。
「あっコルクさん!元気になりましたか?」
「大丈夫ですか?」
「おお、コルクさん!どうしてたんですか?」
などなど、皆それぞれに気遣ってくれる言葉をかけてくれる。
中には…「あ、コルクさんおはよー」
と、笑顔で早足で素通りしていく人…。
コルクさんが下げた頭を上げた時には、廊下の彼方へ…
忙しそうである。
こういう風景を見ると、仕事に戻ったとの実感が湧いてきた!
コルクさんがパニック障害である事を、職場の皆は知らない…、体調を崩して休んでいるとの説明なのである。
直接、電話でやりとりしていた上司を含めた、管理職の数人だけが知っている。
こういう時、人は一番聞きたい事を、なかなか聞けないものである。
コルクさんが、どういう病状だったのかを聞きたいが、聞けないような感じを、多くの方が漂わせている…。
コルクさん的には、隠すつもりは全然ない!
これだけ休ませてもらったのだ、皆にも知る権利(?)があるだろう。
だが…自分から「コルクさん、パニック障害ってのになっちゃって、どえらい目にあってました!パニック障害ってどういうのか知ってます?知りたい方はここへ集まってくださーい!」と言うわけにも行かない…。
そんな時、一人の方が聞いてきてくれた!
「コルクさんどうしたの?何だったの?実家に帰ってたの?』
などなど、一気に幾つもの質問を受ける事に…(汗)
これを読んでくれている皆さんの周りにも、一人くらいいませんか?
思った事をすぐに口に出してしまう人(笑)
こう言う時は、助かるものです!
逆に、こう言う時でないと助からない(笑)
お陰で、コルクさんは何故仕事を休んでいたかを、説明する場を与えられたのであった。
すると、こう言う言葉が聞こえてきた。
「パニック障害!知ってる、歌手の〇〇さんもなったって聞いた!」
「アイドルの〇〇もでしょ?」
「芸能人に結構多いみたいね!」
などなど。
「あっ!そう言うことか!」
コルクさんは分かったのである!
「えっ⁇」と皆が耳を傾ける…
「スター性のある人ほど、なりやすい!って事じゃないかな!」
一瞬の間を置いて…、皆はそれぞれに仕事に取り掛かって行った…。
「お〜い、もっとワイワイやろうぜ〜、久しぶりに来たコルクさんだよ〜」
そんなこんなで、コルクさんも、1ヶ月半の休職を感じさせまいと、仕事に取り掛かるのである!
職場に来て見ると、案外と動けるものである。
コルクさんの仕事は、動き回らなければならない。
いわゆる肉体労働の部類に入るだろう。
「無理しないで下さいね」
「座ってていいですよ」
などなど気遣ってくれる言葉も多い。
優しい人たちである…。
ただ、何もせずに座っていたのでは、何をしに来たのか分からない…(汗)
ありがたい言葉に、甘える事なくコルクさんは働くのである!
壁の模様でフラフラしたり、呼ばれて振り返った際にクラっと来たり、下を向いて顔を起こすとクラっと来たりと、所々に弊害はあるものの、やるべき事はこなしていくコルクさん。
気づいたら、半日が経とうとしていた。
椅子に座り「ふぅー」と大きく息をつくコルクさん…。
その時、気がぬけたのか…一瞬のめまいが怒った…。
「のおおっ!」
幸いすぐに治った。
誰も気づいていないようである…。
午前の勤務時間が終わり、何とか初日の務めは果たしたコルクさん。
帰ったコルクさんは、帰り道で買った昼食を食べると、すぐに眠りについたのであった…💤
よほど疲れたのであろう…。
目が覚めたのは18:30頃であった。
スッキリしたコルクさんは、ご飯を食べ、シャワーを浴びる。
20:00を回った頃、更に眠るコルクさんであった…。
明日に備え、ひたすら眠るコルクさんを、夜と静けさが暖かく包み込むのであった☆
おやすみなさーい(^O^☆♪
【次回予告】
見事に仕事復帰を果たせたコルクさん。このまま体調が改善し、以前のように働けるまでの身体を目指していく。そこに訪れたのは、今までに無かった頭痛であった。更には休職する前と、仕事復帰をしてからの、生活習慣の違いが出てきていた。
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