はじめに
皆さんこんにちは(^^)/、私はコルクさん(40歳、男性)という者です。
私は今年(2016)の夏の終わり頃から、1ヵ月以上も仕事を休み、望んでもいないのに「めまい」「耳管開放症」「パニック障害」という、とんでもない難敵と、立て続けに闘うハメになりました。
その40過ぎたオッサンの、見事なまでの奮闘ぶり、ダメっぷり、ジタバタぶり(T_T)/~~~、シクハクしながらも、改善に向かう「コルクさん体験記」を、ここにお伝えしたいと思います。
同じような症状、お悩みをお持ちの方々に、少しでも元気になるきっかけになれば、何らかのお役に立てればと思います。
その日は突然やってきた
多くの人は、それぞれに趣味や楽しみ、といったものを持っていると思います。
音楽が趣味という人もいれば、スポーツ、旅行、食べ歩き、未確認生物を探す、など人によってそれは様々です。
私、コルクさんにとって、最も楽しい時間は「夜のドライブ」です。
コルクさんは一応社会人として、会社勤めをしているのですが、勤務形態が「早番」「日勤」「遅番」「夜勤」の4パターンと、超ぉ~不規則な仕事のため、夜遅くまで起きていることはザラなのであります。
お気に入りの音楽をかけながら、車で夜道を走る。
気が向いたらパーキングに停め、缶コーヒー片手に星空をながめたり、車内で音楽に合わせて大熱唱、時には心地よく夜と一体化、たまにはつまらない事を考えて、口元が尖っていたりと…。
コルクさんにとって「夜のドライブ」とは、それはそれは至福な時なのでありました。
遡ること約3ヵ月前、忘れもしない8月17日、この日もコルクさんはルンルン気分。
普段よりも、やや早めの20時30分頃から、ドライブに出かけました。
何らかの、考え事をしながらバイパスを走っていると、一瞬心臓が「ドクッ!」となり、目か…頭?あたりがフワッとする感覚があった。
「ん❓…何だろう…」
あまりに瞬間的な出来事だったため、特に気にも留めず、そのまま海道に乗るコルクさん。
この海道とは信号機がなく、80キロ制限の高速道路みたいなものです。
周りの車は、ビュンビュン飛ばします。
海道に乗って間もなくです…。
何らかの違和感を感じ、先ほどのフワッとした感覚がきたかと思うと、見えている世界が揺れ始めたのです!
しかも強烈に!
「のあああああーっ!¥*?!」何と表現しましょうか、荒波を船に乗っている感じ、と言えば伝わるでしょうか。
次の瞬間「ガチッ!」と歯を、思い切りかんだような感覚?電気?みたいなものが頭を走り、意識を失いそうになるコルクさん!
とにかく、必死でハンドルを握る…。
まるで、映画のカーチェイスの1シーンのような状態!
後の車を運転していた人も、そうとう怖かったと思います(この時、コルクさんが何キロで走っていたかは、皆様のご想像にお任せします(;´Д`)。
周りがグラグラする!
意識が遠くなって行く…。
「やばい…!…これはマジで死ぬかも…」
生まれて初めて、死の恐怖を味わうコルクさん…。
我に返ると、左車線に設けられている、車1台分の停車場にいました(奇跡っ!)。
その時、車内のコルクさんは…「何だこれはっ!?」
心臓が、飛び出してしまうかと思う程の、もの凄い動悸!
息切れ!
バケツの水を、頭からかぶったような、多量の発汗に襲われていた。
時計は丁度21:00を指している…。
「友人に連絡しようか?救急車を呼んだほうがいいのか?」
まだ交通量のある時間、運転席側のドアすれすれを、ビュンビュン追い越して行く数々の車…。
車から降りる事も出来ず、何をどうしていいのか分からず、汗だくで息を切らしている…。
右手で左胸を押さえ続ける事しかできない…。
絶体絶命のコルクさん……。
「くぅぅぅ(汗)」
ずいぶん時間がたったかと思えたが…時計は21:12を指している、段々と症状が落ち着いてきたようだ…。
「よぉぉ~し」
多少声は震えているものの、何とか気を取り戻したコルクさんは、バックミラー、サイドミラーを凝視!
再起の時を図るのである!。
何といっても、追い越して行く車の速度が速いため、ミラーに車のライトが映らなくなる(後に車が見えない)状態を、ひたすら待っている…。
15分~20分程待っただろうか、その時は来た‼
ハザードを出したまま、車線に入るコルクさん!
両手でしっかりとハンドルにしがみつくかと思うと、左車線の左ギリギリを…、超ぉ~低速で走ります!
不思議なことにスピードを上げると、また世界が揺れだすのだ。
ハザードを出しながら低速で走る車を、後続車たちはガンガン追い抜いていく「怖ぇぇ~(T_T)/~~~」。
ようやく【出口】の看板を見つけると、吸い込まれるように下道へ降りていくコルクさん…。
どうやら一難は去ったようである…。
とは言っても…ここからコルクさんの住家まで、帰らなければならないのである、約20分といったところか…。
更に気を引き締めて、コルクさんは走り出す!
少し休憩してもよかったように思えるかもしれないが、この時のコルクさんは…、一刻も早く帰りたいのだああっ!
これからは、飲み会の途中で帰ろうとする人を、決して引き止めたりはしないだろう…。
ここでまた、不思議な体験をするコルクさん…下道を走っていると、時折少しの違和感は感じるものの、運転はスムーズにできるのだ。
これで何とか帰れそうだ、と安心したのも束の間、バイパスへ乗った瞬間だった!
来たのだ!さっきのアイツだ!
海道で散々コルクさんを苦しめたヤツ!
何とも言えない違和感とグラグラだ…!
「のあああああ…」…っとはなりません!
「はい、ハザード、左に寄せて、低速」手慣れたものである。
コルクさんは学ぶのだ、そう何度も驚かされないのである。
「グラグラしやがって(怒)白ひげかお前は…」と毒づくコルクさんは、どうにかこうにか、無事に引っ越したばかりの、お気に入りの住家へ帰ったのであった。「ただいま…(@_@)…」
翌日、目が覚めると、身体がふわふわする感じがある。
昨夜の何かを引きずっているのか…位にしか思わず、普段と同じ朝を過ごすコルクさんであったが、所々何かがおかしい…。
顔を洗っているとフラっとしたり、頭から汗をかいていたり、いまいち目の焦点があっていないような、微妙な感覚があったりと…。
「う~ん、何かが変だなぁ」と椅子に座っていると、短い時間ではあったが、浮遊性のようなめまいがあった…。
普段のコルクさんであれば、少々の体調不良でも、何事も無いように仕事へ行くのだが、この時は仕事にいかない方がいいような気がした。
直観てやつですね(ちなみにコルクさんの直観は、驚くほど役に立つ時と、まったくもって役に立たない時と両極端なくらいです)。
会社に連絡し状況を話し、耳鼻咽喉科へ受診する事にしたコルクさん、その耳鼻咽喉科は週に一度の午前休診日…、午後からしかやっていないのである。
結局この日は、会社を休む事にしたコルクさん、会社に申し訳なさを感じる反面、ちょっとテンションが上がります(この感覚、わかる人も少なくないのでは?(^_-)
となると、午前中は完全にフリーになったコルクさん、まだ9:30頃だったと思う、昼に食べる物でも買いに行こうと、車に乗り込むコルクさん(コルクさんに朝食を食べる習慣はありません)。
エンジンをかけ、走り出して間もなく…。
「なあああああー‼」
来たのです!昨夜のアイツがっ!
何とも表現しにくい違和感と、グラッと来る感じ!
運よく近くの駐車場みたいな所に入り、しばしの休憩をとるコルクさん…。
昨夜ほどではないが、動悸がしている、頭からの汗も止まらない感じ、乗り物酔いしたように気分が悪い…。
恐る恐るUターン、超ぉ~低速で今来た道を戻ります…(汗)。
住家に戻ったコルクさん…「これは思った以上にヤバい…500メートル先のコンビニに行けなかった…、車に乗れない‼」
困惑したコルクさんは、とにかくネットを開き、「運転するとめまいがする…」みたいなニュアンスで検索しまくる!
色々な書き込みなどを読みあさるが、改善につながりそうなものが見つけられない…。
「どうしよう…(涙)」
【次回予告】
コルクさんは耳鼻咽喉科へ受診する。
そこでは、昨年起こした、めまい症と診断されるのだが…、昨年の症状とは全く違う…。
これは…どういうことなのか…。
はじめまして、ビタミン太郎と申します。
仕事柄、いろいろな病気についての知識はありましたが、パニック障害については
全く知りませんでした。恐ろしい経験をなさいましたね。
貴重な経験を公開して下さって、ありがとうございます。
ビタミン太郎さん!コメントありがとうございます(^^)
仕事柄、いろいろな病気の知識をお持ちとは、大きく分けて医療、福祉関係のお仕事かと勝手な推測をさせて頂きました(違っていたらごめんなさい)。
おっしゃる通り、ホントに強烈な経験でした…(^^;;
現代、パニック障害と診断される人は増えてきているようなのです。
もちろん「治る病気」と謳われているので、完治を目指し、いろいろとやり続けております。
今は、内服薬のおかげ(?)で行動できているような状況です。
何か耳寄りな情報が入ってきましたら、ぜひお知らせ下さいm(_ _)m
また、時間が空いた時にでも読んでやってくださいね! by cork