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Careflee

 コルクさんがパニック障害になっても人生を楽しめている理由

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医者が観ているものは?自分の身体と医師の診断、解釈が違う!

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医者が観ているものは?自分の身体と医師の診断、解釈が違う!

【前回までのあらすじ】

異常に響く耳が、日に日に悪化していく…。

とても我慢でしきれない状態になったコルクさんは、再診日をまたず、病院までやって来た…。

 

 

診察室へ通され、椅子に座るコルクさん。

目の前にいる先生は、コルクさんの情報であろうパソコン画面を観ている…。

「こんにちはぁ、その後どーですか?」と、チラリとコルクさんの方へ眼をやった…。

とにかく音が響く、高い音だ!

これがとにかく不快であること、頭からの汗も止まらない、それと車の運転がまだできない事だ。

以前に比べて、歩く事は随分出来るようになった、めまいも治まっている…。

と現状を話すコルクさん。

「そうですかぁ、めまいは治まってよかったですね…、ではもう一度聴力検査をしてみましょう」

と、以前も入った検査室へ案内される…。

ヘッドフォンのようなものをかぶせられ、ボタンを渡されるコルクさん。

知っている人も多いだろう、音が聴こえるとボタンを押す、例のマシーンである。

「どっちの耳から測りますかぁ?」と聞かれるコルクさん…。

そこは患者任せなのか?正直そんなものどちらでもいい…。

まるで、不倫騒動を突き詰めていく報道のようにどうでもいい…。

「えっ?どちらからでも…、じゃあ右…、左?」

あまりに予想外の質問に困惑していると、「じゃ右からにしましょうか」と提案してくれる看護師さん。

じゃあ最初からそう言えよ!

最初に「では右から測りますねぇ」と言った方が、わずかながら効率的ではないですかね?とちょっと嫌味な質問をしてやうかと思ったコルクさん!

が…、コルクさんは大人である…、自称紳士である…、こんな事でグズグズぬかす小さな男には見られたくないのである…、小さいのは見た目だけなのである…(ーー゛)。

しっくりこない気持ちを切り替えたころ…、検査は終わり、再び診察室の椅子へ誘導されたコルクさん。

先生がパソコンで検査結果を、確認している…。

先生「え~コルクさんねぇ…、先週来た時と比べて…、特に変わってないんですよ…」

コ「変わってない?…んですか?」

先生「そう…、良くもなってなく、悪くもなっていないんですよ…」

コ「この音が響くの、しんどいんですけど(T_T)」

先生「いろんな症状が出るんですよ…、治まってくると思いますよ」

コ「車の運転がまだ出来ないんですよ…仕事行けなくて困ってるんですよぉ(-_-;)」

先生「車運転してる時、耳の圧迫とか…違和感のような感じありますか?…」

コ「耳…かどうかは分からないけど…違和感だらけですぅ(T_T)」

先生「車はねぇ…人を巻き込んでしまう恐れがあるから…、特に無理はしないほうがいいなぁ…、漢方飲んで1週間くらいだね?残りの1週間飲み続けて、もう少し様子をみましょう」

コ「…はい…(悲)」

特に何の成果も得られなかった…、ガックリと肩を落とし、トボトボと帰るコルクさん…。

病院を出て、まずバス停のバス時間を観てみる事にした…。

帰りのタクシー代が、少しでも安くなればと考えたのだ…。

が…、慣れていないせいか、時刻表の見方が良く分からないコルクさん…(汗)

平日…、土日祝日…、○○方面行…、コルクさん流に幾つかの解釈をしてみたが…、まるでダメ!

場合にもよるが、人生とは突き進むより、諦める事の方がよほど勇気がいるものである…。

…と、案外早い段階でバスを諦めたコルクさんは、すたすたタクシー乗り場へむかった。

タクシー乗り場でコルクさんを待ち構えていたのは、『個人タクシー』の文字が記載されてはいるが、どう見ても高級車の部類に入る車であった。

本当にタクシー?だよね…?と流石に躊躇してしまい、恐る恐る近づいていくコルクさん…。

バっとドアが開き「どうぞ~」と言われる…、タクシーだと確信した瞬間だった。

どこにもぶつからないように、気をつけて、そぉ~と座るシートは高そうなレザーだった…。

乗り心地抜群のタクシー、意外にも運転手さんは、見るからに人のよさそうな人だった。

この運転手さんは、長年タクシードライバーをしており、どうしたらお客さんに喜んでもらえるか?を考えぬいた結果、少々無理をして高級車をタクシーにしたのだそうだ。

ほとんどの乗客は喜んでくれるという。

こんな運転手さんもいるんだなぁ…。

コルクさんの場合は、ロバート・デ・ニーロでも出てくるのではないか…、いう緊張感が溶けてから、このタクシーに乗れてよかったという気持ちが沸いてきた。

普段は味わえない高級感を味わいながら、ひと時の至福を味わうコルクさん…頭にはゴットファーザーのテーマが流れているのであった♬。

「あの…値段は変わりませんよね?…」

 

受診をして1日…2日…、と変わらない生活を送ったコルクさんであったが、車の運転は相変わらずであった…。

隣町のコンビニまで行くが、それ以上はとても無理…。

隣町のスーパーまで、何とか行けても気持ち悪くて仕方がない…。

このくらいの気持ち悪さになると、午後から夕方までは寝ていないと、体調が戻らないのである…。

8月の17日に体調を崩し…、ここまで仕事も休み、一心不乱に回復を目指してきたコルクさん…。

すべてはリハビリのようなつもりで、ただ歩く事や、めまい体操、テレビ画面を観る事…、駅で人混みに慣れる事、倒れそうになりながらも人混みを歩く事…。

見るも無残に行った、でんぐり返しに回転椅子…、少しでも運動になればとの思いも含めて、出来る限りは自転車に乗った…。

そして毎回、酔ってクラクラして吐きそうになる車の運転…。

思えばこの三週間近く、随分と取り組んで来たものである…。

 

さすがに…、もう限界…!である…。

 

もう…どうしていいやら、分からなくなったコルクさん…。

占い師にでもみてもらおうか?…人相?手相?足の裏?

祈祷師みたいな人に、何かを払ってもらったら治るのか…?

日本で一番、強烈なパワースポットへ行ってみようか…?

何とか団体に入って、何かを拝めば治る!と言われれば、入ってしまいそうだ…(汗)

立派な先生という人の話を聴いて、コルクさんの身体を治す壺だよ、と勧められたら25万6千円で買ってしまいそうだ…。

どーにもならなくなってしまったコルクさん…。

こうなったら…リーディング!

コルクさんの奥の手である。

が…、感情が入りすぎて無理っ!(涙)

………。

 

ここへ来て、ついにコルクさんは燃え尽きたのである…。

特に車の運転が思っている以上に…、全くと言っていいほど、改善されなかった事が大きかった…。

人間という生き物は時として、先が見えないという事に…、とても大きな恐怖心を受けるものである…。

今まで当たり前にできていたことが、出来なくなる…という経験を与えられたコルクさんを襲ったのは…

今まで味わったことのない…

強烈な喪失感だった…。

 

確かに、喪失感という経験をした事は今までにある。

失恋や、お葬式などである。

だが今回の出来事は、質が違うというか…、上手く表現できないが、今まで経験してきたものとは明らかに何かが違っていた…。

もう車に乗れないのか…。

もう…仕事にも行けない…。

職場の近くへ引っ越そうか?徒歩、もしくは自転車で通勤できる範囲に…。

それで仕事へは行けたとしても…、そんな人生を、受け入れられるだろうか…。

大好きだった、夜のドライブができず…。

今まで行っていた書店、レンタルDVDの店…、飲食店…などなど、車で行っていた所はすべて行けなくなる…。

車というものがコルクさんの人生の割合を、どれ程閉めていたかが身に染みる…。

こうなるとコルクさんは思考というとんでもない厄介なヤツに、どんどん引きずり込まれていく…。

電気とは現代の生活には欠かせない便利なものであるが…、一方では電気椅子という、危険なモノにも使われる…。

思考というのもまたしかり…、使い方を間違えると、人(自分、もしくは他人)の全てを奪いかねない…。

 

ここから3、4日、コルクさんは完全に参ってしまう…。

 

精神的にもとてもキツイ、ある種のピークを迎えることになる…。

もう…、何もする気にならないコルクさん…。

決まって朝の5時頃だった…。

強烈な発汗と共にうなされて目が覚める…。

起き上がれずに、2時間ほど布団に入っている…、何故か苦しさみたいなものがある…。

これだけ重いエネルギーは初めての経験だった…。

何とか起きて、椅子に座っていると、少し落ち着いてくる…。

何もする気になれないのだ…、当然食欲なんてあるはずものなく…。

音楽もかけず…、当然テレビもつけず…、リクライニングチェアに身体を沈み込ませている…。

 

嵐の前の静けさのような、静寂の中…

『カッチッコッチ』と置時計の秒針だけを聴いている…。

 

朝から顔も洗わず…、髭も剃らず…。

風呂にも入らず…。

服も着替えず…。

精神的に参ってくると日々やっている、当たり前の事が出来なくなってくる…と聞いたことがある。

まさにその通りだ…。

まるで抜け殻のようなコルクさん…。

身体が重い…。

 

もう…生きていても…仕方がないのかもしれない…。

 

 

【次回予告】

この二度と味わいたくない状態を、意外な展開で抜け出す事になるコルクさん。

更に再診日には、またもや病院を紹介されるという急展開が訪れる…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT THE AUTHOR

コルク
1976年生まれ 男性
パニック障害 耳管開放症 良性発作性頭位めまい症
2015 良性発作性頭位めまい症発生 
2016 パニック障害 耳管開放症発生
現在克服中 改善方法、体験を載せてます

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